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岩波文庫
①星番号:495
②著者:国木田独歩
③発行日:1929年3月25日 第1刷(初版)
④装丁:帯なし、パラフィンなし 84頁
⑤状態:普通(戦中のものとしては綺麗) 蔵書印なし、書き込みなし
⑥コメント:表題作は、身寄りのない身の上の孤児に寄せる老人の愛情と孤独を描いた散文詩的小品である。また『酒中日記』は悲惨な運命に絶望して酒を覚えた主人公が日記をつけて回想するというもの。もう一篇『正直者』は人から正直者と見られて、本人もそのように振舞ってきた男が内なる罪を告白するスタイルの小品である。
緑帯中、最も初刷が入手困難な1点。
戦前の貴重な文庫です。シミなど状態によるクレームはご容赦ください。